「風速7mって、そんなに強いの?」
そう思って油断して洗濯物を干した結果、「シャツが隣の家の庭に…」「タオルが物干し竿ごと倒れてぐちゃぐちゃに」なんて経験、ありませんか?
風速7mは、日常的によくある強風ですが、洗濯物にとっては“要注意レベル”の風速です。
この記事では、風速7mの外干しで起こりうるトラブルとその対策法を詳しく紹介します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
風速7mの日に洗濯物を外干しするリスク
風速7mの強さによる影響とは?
風速7mは「木の小枝が揺れ、傘が差しにくくなる」レベル。
気象庁では「やや強い風」と分類されます。
具体的には、以下のような影響がありますよ。
項目 | 内容 |
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体感 | 顔に風圧を感じる/自転車の運転に影響 |
洗濯 | 軽い衣類が煽られる/ピンチが外れる危険 |
物干し | スタンド型は転倒の可能性あり |
風速8mを超えると「強風注意報」の対象になる地域もあります。
洗濯物が飛ぶ主な原因
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洗濯ばさみのグリップ力不足(100均などの劣化品に多い)
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物干し竿が安定していない(スタンド型・移動可能タイプ)
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ハンガーが横滑り・回転する(ストッパーなし)
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ポリエステル系など、軽量素材の衣類をそのまま干す
また、風速7mといっても“突風”が吹けば10〜12m相当になることも。
風速7mでの洗濯物外干し時の対策
【基礎編】物干し竿の固定方法
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竿ストッパー(竿の両端を止める器具)を使用
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柱やベランダの手すりに金属バンドで固定
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スタンド型物干しには10kg以上の重りを設置
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サッシ窓と竿の間を突っ張り棒と結束バンドで補強
【実践テク】
物干し竿の「固定強度」を計る目安は、片手で揺らしても動かないこと。
多少動くなら、風速7mでは倒れる可能性が高いです。
【応用編】洗濯ばさみ&ピンチの最適化
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バネが強めの業務用ピンチを使用
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ハンガーと洗濯物を2点留め(上部と裾)
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ハンガーのフック部分を結束バンドで竿に固定
さらに、ピンチハンガーを使う場合は、
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全ての洗濯物が中央に寄らないよう配置
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左右バランスを取る(片側に重い衣類ばかりはNG)
これだけで“煽られて外れる事故”を激減させられますよ。
【便利グッズ編】強風対策アイテム3選
アイテム | 効果 | 価格帯 |
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ハンガーストッパー | 横滑り防止 | ¥300〜¥800 |
洗濯物カバー | 汚れ&飛散防止 | ¥1,000前後 |
洗濯ネットピンチ付き | ピンチ一体型で脱落防止 | ¥500〜¥1,500 |
地味ですが“飛ばされ防止率90%”レベルのアイテムですよ。
風速7mで洗濯物を干すための工夫
衣類の乾燥時間を短縮する裏ワザ
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脱水時間を3分以上に延長
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衣類を裏返して干す(表面が風を受けて乾きやすい)
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干す前にタオルドライ+バスタオルに挟んで水分吸収
また、風速が強い午前中に干して、風が弱まる夕方前に取り込むタイミング管理も重要です。
外干し条件と風の見極め
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風速アプリ(例:Windy, Yahoo天気, tenki.jp)を活用
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「平均風速」と「瞬間最大風速」の両方をチェック
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ベランダ・庭などの周囲の風の抜け方も確認
建物の角やマンションの上層階は「ビル風」が強くなりやすく、地表より+2〜3m風速が高くなることもあります。
室内干しと外干しを両立させる方法
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「午前だけ外干し → 風が強まる午後から部屋干し」
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部屋干しゾーンに除湿機+サーキュレーターのW使い
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浴室乾燥やレンタル乾燥機を併用する選択肢も
「1日で完結しよう」としない柔軟さが重要です。
風の強い日に適した洗濯物の選別
強風に向いている衣類の特徴
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厚手&重め(例:デニム・パーカー・タオルケット)
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布地に空気が通りにくい(風に煽られにくい)
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干し方に安定性がある(干しやすい形状)
逆に、薄手のブラウス・下着・子ども服は風の影響をモロに受けます。
外干しを避けるべき衣類と理由
衣類 | 理由 |
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ブラウス・シャツ類 | シワになりやすく、煽られる |
下着・靴下 | 飛びやすく見られたくない |
ナイロン・レーヨン系 | 静電気+軽さで飛散しやすい |
安全に外干しできる天候条件の目安
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風速:5m以下が理想/7m以上は要注意
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湿度:60%以下(高すぎると乾きにくい)
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気温:15℃以上(乾燥スピードUP)
加えて、「突風予報」「雷注意報」が出ている日は基本的に外干しNGです。
日常生活における風速の影響
風速と運転・自転車の危険度
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風速5〜7m:自転車ふらつき/軽自動車横揺れ
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風速10m以上:傘破損・転倒リスクあり
洗濯に集中するあまり、外出時の事故リスクも見落としがち。
風速7mは生活のあらゆる場面で注意が必要です。
風速7mと洗濯の関係性まとめ
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洗濯物は早く乾くが、飛散リスクは高い
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強風=乾燥スピードUPだが、油断は禁物
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知識と準備で“干せる日”に変えることができる
快適で安全な外干し空間を作るには?
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風よけネット(すだれ・フェンス)を設置
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物干しスペースを風下側に移動
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必要なら一時的に折りたたみ式屋外干し場に移行
“環境づくり”が安全性を左右します。
まとめ
風速7mは、洗濯にとってギリギリ外干しができるかどうかのボーダーライン。
「敵」にも「味方」にもなり得る存在です。
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準備不足 → 飛ばされる・落ちる・汚れる
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対策万全 → 乾きが早く、室内干しより快適
洗濯物が風に飛ばされると、ストレスになりますよね。
でも、対策をすれば、風速7mでも安心して外干しができるようになります。
毎日の洗濯を、もっと快適に、安全に。
今日から実践してみてくださいね。
風に振り回されず、風を活かす♪
それが、“洗濯上級者”の外干し術ですよ。