朝、せっかく丁寧に準備したスープジャー。
お昼に楽しもうとしたら「蓋が開かない!」——そんな経験はありませんか?
実はこの“スープジャー問題”、特定の原因と対策を知っておけば簡単に防げるのです。
この記事では、スープジャーの蓋が開かなくなる理由とその対処法を詳しく紹介します。
人気ブランド「サーモス」や「フランフラン」のモデル別傾向、保管のコツ、日々できるメンテナンスまで、これを読めばもう“開かない問題に悩まない”知識が手に入ります。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
スープジャーの蓋が開かない理由
スープジャーが開かない原因とは?
蓋が開かなくなる原因は大きく分けて3つあります。
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内圧の上昇(真空状態)
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内容物の膨張・凝固
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パッキンの劣化やねじれ
これらは、スープの温度や食材の種類、使い方のクセによっても引き起こされるため、「同じように使っているつもりでも、日によって開かない」というケースもあるのです。
フランフランやサーモスのモデル別問題
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サーモスは高い密閉性が魅力ですが、逆に内圧が逃げにくく、真空状態に陥りやすいという声も。
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フランフランはデザイン性重視で、パッキンの作りが複雑なモデルもあり、きちんとはめていないと空気漏れで開閉不良になることも。
モデルによっては「温かいものを長時間入れると開きにくい」といった傾向があるため、自分の持っているジャーの特性を把握しておくことが大切です。
内圧が高まる理由とその影響
温かいスープを密閉して放置すると、内部の空気が膨張し、そのまま冷めると内部が負圧状態(真空)に。
これが「開かない」の主因。
また、炭酸や発酵食品を入れた場合はガスが発生し、さらに圧が高まって蓋が固まることも。
ジャーは炭酸や発酵系食材とは相性が悪いのです。
飲食物が影響する開かない状態
以下のような食品を入れると、蓋の開閉トラブルを招きやすくなります。
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とろみの強いスープ(カレーやシチューなど)
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発酵食品(キムチスープや納豆入り汁物)
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粘度の高いポタージュ
これらは蓋の内側にこびりついたり、膨張したりして、物理的に蓋が締まったままになりがちです。
スープジャーの放置がもたらすリスク
朝作って夜まで放置…これは危険です。
放置により内部の圧力変化が極端になり、蓋が開かないだけでなく、中身が腐敗して破裂の恐れすらあります。
また、冷蔵庫で長期保管すると、パッキンが硬化して密着してしまうケースも。
「使い終わったら早めに洗う・蓋を軽く開けたままにしておく」ことが、トラブル予防の第一歩です。
スープジャーの解決策
正しい開け方のコツ
開かないときは、以下の方法を試してみてください。
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ゴム手袋を使ってグリップ力を高める
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蓋を軽く叩いて振動を与える
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逆さにして底を押す(内圧調整)
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スプーンの柄を蓋と本体の隙間に差し込む
無理にこじ開けるとパッキンが損傷する恐れがあるため、“力より工夫”がカギです。
冷やして開けやすくする方法
真空状態を解消するには、蓋だけを冷やすのがポイント。
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ジャーの蓋部分に氷水を当てる
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冷凍庫に5分ほど入れてから再挑戦
温度差で蓋が収縮し、密閉状態が緩んで開けやすくなります。
この方法は、真空で開かないときに非常に効果的です。
フードジャーの保温・保冷テクニック
誤った使い方をすると、内圧のトラブルや食中毒のリスクにつながります。
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満杯よりやや少なめに詰める(膨張スペース確保)
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中身は80℃以上で入れる(保温力を維持)
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横倒しにしない(漏れやすくなる)
また、夏場は冷製スープを保冷剤と併用して持ち歩くことで、安全かつおいしく保てます。
食洗機使用時の注意点
スープジャーの多くは食洗機非対応。
高温や水圧でパッキンが劣化・変形して密閉性が失われることがあります。
洗浄は、基本的に手洗い&自然乾燥がベスト。パッキンも取り外して個別に洗うようにしましょう。
スープジャーのメンテナンスと対応策
内蓋・パッキンのチェックポイント
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パッキンにヒビや変形はないか?
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髪の毛やごみが挟まっていないか?
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組み付けがズレていないか?
パッキンの不具合は「開かない」「漏れる」などのトラブルの元。
1~2年で交換するのが理想的です。
使用後の適切な保管方法
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完全に乾燥させてから蓋を緩めて保管
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直射日光や高温を避ける
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冷蔵庫保存は避け、常温管理を基本に
また、蓋をきつく閉めた状態で長期間保管すると、蓋が固まる原因になります。
保存時は軽く乗せる程度でOK。
捨てるべきサインとは?
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臭いが取れない
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蓋がゆがんでいる
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パッキンが切れている
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錆びや内部の剥がれがある
これらは買い替えのサイン。
保温性の低下や衛生面を考えて、3〜5年を目安に見直すのがおすすめです。
スープジャーに関するQ&A
スープジャーが開かないときに試すべきこと
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冷やす
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振動を与える
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グリップ補助グッズを使う
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スプーンなどでてこの原理を応用
「無理に開けようとせず、物理的な理屈を利用する」ことが大切です。
使い方の説明書から学ぶコツ
多くのトラブルは説明書に書いてある注意事項を守らなかった場合に発生しています。
初めて使う場合や、モデルを変えたときには、必ず一読することを習慣化しましょう。
まとめ
スープジャーの蓋が開かなくなるのは、ほんの少しの誤操作や環境条件が原因です。
以下の3点を押さえておけば、トラブルは大幅に防げます。
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内圧の変化に注意する(熱いまま密閉しない)
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パッキンや蓋のメンテナンスを怠らない
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冷やす・振動を与えるなど理にかなった対処をする
正しく使えば、スープジャーは一年中お弁当ライフを豊かにする強い味方。
蓋が開かないストレスとサヨナラし、もっと快適に活用していきましょうね!