私たちの食卓でおなじみの「ツナ缶」や「シーチキン」。
同じように見えても、実は中身には大きな違いがあります。
この記事では、ツナとシーチキンの違いを原料・味・栄養・料理活用の面からわかりやすく紹介します。
どちらがあなたの料理に合うのかを見つけていきましょう。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ツナとシーチキンの基本情報
ツナとは何か？
「ツナ（Tuna）」は英語で「マグロ」を意味し、マグロ類を加工した缶詰全般を指します。
日本でもツナ缶と呼ばれることが多く、ビンナガマグロやキハダマグロなどが代表的な原料です。
味にクセがなく、サラダやパスタ、サンドイッチなど、さまざまな料理に使える万能食材です。
シーチキンの特徴
「シーチキン（Sea Chicken）」は、はごろもフーズ株式会社の登録商標です。
名前の由来は「海の鶏肉」のように食べやすいという意味から。
つまり、ツナの一種でありながら、はごろもフーズの製品ブランドとして確立された存在です。
やわらかくてジューシーな食感が人気で、日本では“ツナ＝シーチキン”と呼ばれるほど浸透しています。
ツナとシーチキンの主な原料
ツナ缶の原料には、マグロ類やカツオなど複数の魚が使われます。
シーチキンの場合、商品名によって原料が異なり、
- シーチキンL → ビンナガマグロ使用
- シーチキンマイルド → カツオ使用
といった具合に、パッケージを見ると一目で区別できます。
ツナとシーチキンの違い
原料の違い：マグロとカツオ
ツナ缶は主にマグロを使用しますが、シーチキンではカツオも積極的に使われます。
マグロは淡白で上品な味わい、カツオは旨味が強く香ばしい風味が特徴です。
つまり、マグロ＝ツナ系のまろやかさ、カツオ＝シーチキン系の力強さという違いがあります。
食感や味わいの違い
マグロ系ツナは柔らかく、口当たりがなめらかで洋風料理にぴったり。
カツオ系のシーチキンは繊維がしっかりしており、和食や炒め物に合います。
- ツナ： 軽く、さっぱりした味わい。
- シーチキン： コクがあり、噛むほどに旨味が出る。
調理法と料理への活用
ツナ缶には油漬け（オイルタイプ）・水煮（ノンオイル）・ソリッドなどがあります。
- オイルタイプ： コクが出て炒め物やパスタに最適。
- 水煮タイプ： さっぱりヘルシーでダイエット向き。
シーチキンも同様のバリエーションがあり、料理に合わせて使い分けることで、味の幅が広がります。
ツナとシーチキンの栄養価比較
栄養素の違い
ツナ（マグロ系）は高たんぱく・低脂質で、DHA・EPAが豊富。脳の活性化や血流改善に役立ちます。
一方、カツオを使ったシーチキンは、鉄分・ビタミンB群が多く、疲労回復や貧血予防に効果的。
どちらも保存が利き、健康維持にぴったりの非常食でもあります。
カロリーと健康効果
- オイルタイプ（100g）：約200kcal
- 水煮タイプ（100g）：約100kcal
油漬けタイプはエネルギー源として優秀、水煮タイプはダイエット中にもおすすめです。
ツナやシーチキンに含まれるオメガ3脂肪酸は、生活習慣病予防にも効果が期待できます。
ツナ缶とシーチキンの種類
缶詰のタイプ別比較
- ツナ・シーチキンにはいくつかのタイプがあります。
- オイルタイプ： 風味が豊かでパスタや炒め物に。
- 水煮タイプ： あっさりしてサラダやスープに最適。
- ソリッドタイプ： 切り身そのまま、高級感あり。
- フレークタイプ： 混ぜやすく、家庭料理に便利。
最近では、オリーブオイル漬けや減塩タイプなど、健康志向の商品も人気です。
ツナとシーチキンのレシピ紹介
ツナを使った簡単レシピ
- ツナマヨおにぎり：ツナ＋マヨネーズの黄金比。お弁当の定番。
- ツナとトマトの冷製パスタ：ノンオイルツナで爽やかに。
- ツナ卵炒め：ツナ缶の油をそのまま利用して、旨味倍増。
シーチキンを活かした料理
- シーチキンキャベツ炒め：カツオ系のコクを活かしてボリュームUP。
- シーチキンサラダ：Lタイプで食感よく、レモン汁を加えるとさっぱり。
- シーチキン茶漬け：忙しい朝にぴったりの時短メニュー。
まとめ
- ツナとシーチキンは似ているようで、原料・ブランド・味の方向性が異なります。
- ツナ： マグロ中心、さっぱり・洋風料理向き。
- シーチキン： カツオも使用、コク深く和食にも合う。
同じ缶詰でも、選び方次第で料理の印象は大きく変わります。
あなたの好みや料理スタイルに合わせて、「ツナ派」か「シーチキン派」か、食卓でぜひ味比べしてみてくださいね。
