高級感や華やかさを演出してくれる「金色」。
でも、絵の具だけで金色を表現するのは意外と難しいですよね。
この記事では、絵の具で金色を再現するための混色テクニックから、デジタルでの金色表現法、さらには100均で揃う画材まで、幅広く紹介します。
プロのイラストレーターや趣味で絵を描く方にも役立つ「金色の作り方」を徹底解説します!
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
金色の作り方|基本の混色テクニック
金色は、単なる黄色やオレンジでは再現できない、深みのある光沢感がポイントです。
以下の混色方法で、金色に近い色味を再現してみましょう。
三原色を使った金色の作り方
三原色(赤・青・黄)を使うことで、色味のバランスを自在に調整できます。
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ベース:カドミウムイエローやレモンイエロー
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少量の赤(マゼンタやカドミウムレッド)を加えて温かみを
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青(ウルトラマリン)はほんの少しだけ、深みを出すために
▶︎ ポイント:赤・青を入れすぎると茶色になりがち。あくまで「黄ベース」を意識しましょう。
黄色を使った簡単な金色の混色法
もっとシンプルにしたい方は、以下の方法でもOK。
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黄色+少量の茶色(バーントアンバーやローアンバー)
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黄色+ほんの少しの黒(陰影をつけて金属っぽく)
▶︎ 金色=黄+赤+わずかに黒で、ゴールド調に近づけられます。
金色の絵の具の選び方
混色が難しいと感じたら、市販の金色絵の具を使うのも手。
以下の種類がありますよ。
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メタリック系(金属粉入り):光沢が強く、本物の金属のような輝き
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パール系:光の反射でやわらかな輝きに
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顔料系(マットタイプ):ポスターカラーや水彩に馴染みやすい
▶︎ おすすめ:ホルベイン、リキテックス、ぺんてるなどから高品質な金色絵の具が選べます。
100均で手に入る金色作り方の画材
コスパを重視するなら、100均のアイテムも侮れません!
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アクリル絵の具(金・銀などがある店舗も)
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パール粉やラメ入りメディウム(別売りメディウムに混ぜると金属感UP)
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スポンジやメイクブラシ:金属感を「叩いて表現」するのに使える
デジタルで再現する金色の作り方
デジタルでも金色は難易度高め。
質感と立体感を意識して作るのがコツです。
デジタルイラストでの金色の混色方法
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ベースカラー:#FFD700(黄金色)
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シャドウ:#C5A300〜#9B870C
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ハイライト:白または淡いイエロー(#FFF8DC)
▶︎ グラデーションやブラシで「光の流れ」を意識すると、リアルな金色表現に。
透明水彩とデジタル画材の融合
水彩で描いたスキャン素材に、デジタルでハイライトやラメ加工を加える方法も人気です。
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PhotoshopやProcreateでレイヤー効果(OverlayやSoft Light)を使う
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デジタル筆で金属感を足すと、よりリアルな質感に
ポスターカラーを使った金色の表現
ポスターカラーの金色作り方
ポスターカラーは発色が強く、混色での金色再現も可能です。
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黄色+朱色+茶色:発色よく、見た目にも鮮やか
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ラメメディウムを重ねると金属感がUP
ゴールドの色合いを引き出す技法
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ハイライトには白や明るい黄を使って「光の当たり」を演出
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スポンジで叩くように塗ると、質感が際立つ
水彩で生み出す金色の魅力
水彩絵の具での金色作り方
透明水彩は混色と水の調整が肝心。
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黄色+ローシェンナ(またはバーントアンバー)で柔らかく金色風に
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グラデーションで「金属の反射感」を表現
▶︎ 水加減を調整することで、透明感のある金色が生まれます。
アクリルで描く金色の作品
アクリル絵の具での金色混色の基本
アクリルは発色が強く、乾燥後に耐久性も高いのが魅力。
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黄土色+赤+白少々+黒ほんの少し
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乾燥後にニスやグロスメディウムを塗ると金属感がUP
金色のアクリル絵の具レシピ
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カドミウムイエロー+ローアンバー
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必要に応じて金色ラメやメタリックメディウムを混ぜる
色合いを調整するためのコツ
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複数の金色を層にして重ねることで、より深みのある色合いに
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陰影を明確にすることで、立体的で「映える」金色表現が可能
まとめ
金色を再現する方法は、絵の具の種類や画材、さらには使う技法によって様々。
混色で深みを出したり、光の当たり方を工夫することで、ぐっとリアルで魅力的な金色が描けるようになります。
初心者は黄色+茶色の簡単レシピから、上級者はラメやメディウムの活用でリアルな金属感にチャレンジしてみてくださいね。
アナログとデジタル両方のアプローチを活かして、あなたの作品にゴールドの輝きをプラスしましょう!
この記事が、作品に使用する「金色作り」の参考になりましたら幸いです。