年賀状を送る季節になると、「輪ゴムで年賀状をまとめるべきか否か」という話題が毎年のように出てきます。はがきを送る際に、輪ゴムで束ねて出す方法は、どのような効果や利点があるのでしょうか?
この記事では、輪ゴムを使う場合の注意点も含めて、年賀状を効率的に郵送する方法を詳しく紹介していきます。
年賀状を輪ゴムでまとめるメリット
年賀状を輪ゴムでまとめてポストに投函することには、いくつかのメリットがあります。
以下に主な理由を挙げます。
年賀状がバラバラにならず、取り扱いやすい
郵便局で年賀状が処理される際、輪ゴムでまとめられていると、郵便局員が一度に束として扱えるため、取り扱いが非常にスムーズになります。何枚ものはがきを一枚一枚取り出して処理するよりも、まとめて処理できる方が効率的です。この小さな気配りが、郵便局員にとって大きな助けとなります。
郵便物との混同を防げる
年賀状を輪ゴムでまとめることで、通常の郵便物と混ざることを防ぎます。もし年賀状と他の郵便物が混ざってしまうと、仕分けの際に手間がかかり、誤って配達されるリスクもあります。特に年末年始は郵便物が増える時期であり、こうしたミスを防ぐために、年賀状をまとめるのは賢明な方法です。
年賀状が傷つくのを防ぐ
年賀状には、シールや立体的な装飾が施されている場合が多いです。そういった年賀状同士がぶつかると、表面が傷ついたり汚れたりすることがあります。輪ゴムでまとめておくと、ハガキ同士が直接触れ合うことが少なくなり、年賀状を守ることができます。
輪ゴムを使わないという意見
一部では「郵便局では機械で仕分けされるから、輪ゴムを使っても意味がない」という声もあります。たしかに、大都市圏の郵便局では多くの場合、年賀状は機械で仕分けされます。しかし、全ての郵便局が機械で自動仕分けをしているわけではなく、特に地方の郵便局では手作業での仕分けが行われることが多いです。また、機械を使っている郵便局でも、機械に通す前に年賀状の向きを揃える作業が必要です。そのため、輪ゴムでまとめることは決して無駄ではないと思います。
年賀状を出す際の配慮
さらに年賀状を出す際に郵便局員を気遣う方は、ハガキの向きを揃え、市内に送るものと市外に送るものを分けると良いでしょう。このちょっとした工夫が、郵便局員の作業を大幅に軽減することにつながります。
向きを揃える重要性
輪ゴムでまとめたとしても、もしハガキの向きがバラバラだと、郵便局で再び向きを揃える作業が発生してしまいます。せっかくまとめても、向きが揃っていないと手間が増えてしまうため、投函前にハガキの向きを揃えておくことが理想的です。
市内と市外に分けるメリット
市内と市外に送る年賀状を分けておくと、郵便局での仕分け作業がスムーズになります。特に市外に送る年賀状は、郵便局員が一度機械から取り出し、別の局へ送るための作業が発生するため、あらかじめ仕分けしておくことで、処理時間が短縮されます。
輪ゴムを使う際の注意点
輪ゴムでまとめる際には、いくつかの注意点もあります。
きつく締めすぎない
輪ゴムをきつく締めすぎると、年賀状が曲がったり、角が傷つく可能性があります。特に、端の部分が輪ゴムの圧力で凹んでしまうことがあり、せっかくの年賀状が傷ついてしまう恐れがあります。ゆるめに束ねるように気をつけましょう。
量に注意
あまりに大量の年賀状を一度に輪ゴムでまとめてしまうと、ポストに入らないことがあります。郵便ポストの投函口は一般的に4〜6cm程度の幅があり、それを超える厚さの束を入れようとすると結局バラす必要が出てきてしまいます。投函口のサイズに合わせて、適度な量でまとめるようにしましょう。
年賀状の保管方法に輪ゴムは不向き
年賀状を送る際に輪ゴムを使うのは有効ですが、受け取った年賀状を長期間保管する際は、輪ゴムを使わない方が良いでしょう。
輪ゴムで束ねてしまうと、長期間放置された年賀状が傷んだり、ホコリが溜まったりする可能性があります。代わりに、専用のハガキケースに収納するのがおすすめです。
はがきケースの利便性
100円ショップやネット通販で手に入るはがきケースは、シンプルで使いやすく、年賀状を綺麗な状態で保管できます。輪ゴムで束ねると折れたり曲がったりしやすいですが、はがきケースを使えば、しっかりと保護され、整理整頓もしやすくなります。
まとめ
このように、年賀状を輪ゴムでまとめて投函することには多くのメリットがあります。
そして、相手を気遣う気持ちに気がつくと人との繋がりも感じられ、仕事をする側もやりがいを感じますね。年賀状のやりとりも、郵便の仕事も人との繋がりで成立します。人との繋がり、思いやりを感じる心をもって新年を迎えられると幸せですね。
受け取った年賀状は保管しておくと、翌年も綺麗な状態で振り返ることができますよ。