ビジネスの世界では、礼儀やマナーが非常に重要です。
その中でも特に年末に話題になるのが「年賀状」
年賀状は新年の挨拶として、親しい人やお世話になった方に送るものですが、ビジネスシーンでは誰に送るべきか、どの範囲まで送るかを迷うことが多いものですよね。
特に、退職した方に年賀状を送るべきかどうかは悩みどころです。
この記事では、退職者に年賀状を送るべきか、その判断基準や、もし会社宛に退職者宛の年賀状が届いた際の対応方法についても紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
年賀状を送る基準
かつては年賀状を親族や友人に送るだけで良かったのですが、ビジネスシーンではそう単純ではありません。
特に退職者に対して年賀状を送るべきかどうかは、相手との関係性が判断の大きな要素となります。
まず、年賀状を送る基本的な考え方としては、「お世話になった方」に送るものです。
現職の上司や取引先はもちろんのこと、退職した方にもお世話になった場合は、その感謝の気持ちを伝えるために送るべきです。
しかし、その人との関係がどれほど深いかによって、年賀状を送るかどうかの判断は異なってきます。
退職者に年賀状を送る場合のポイント
退職者に年賀状を送るべきかどうかは、具体的には以下のポイントで判断します。
- お世話になったかどうか
退職者が業務であなたに多くのサポートをしてくれた、または指導をしてくれた場合は、感謝の気持ちを込めて年賀状を送るのが良いでしょう。
その一方、特に深く関わりがない場合や、お世話になったという実感がない場合は無理に送る必要はありません。 - 退職後の関係性
退職後も個人的に連絡を取っている、または今後も付き合いを続けたいと考えている相手には、年賀状を送ることで今後の良好な関係を保つことができます。
ただし、あくまで個人としての関係を続ける場合に限ります。
年賀状は個人と個人のつながりを象徴するものになるので、あまりビジネスライクな書き方をする必要はありません。
年賀状を出す際のマナー
退職者に年賀状を送る際には、いくつかのマナーに注意が必要です。
まず、退職者宛の年賀状は会社宛てではなく、個人宛てに送ることが基本です。
ビジネスを離れた個人的な付き合いであることを前提に、プライベートな形でやりとりをするよう心掛けましょうね。
また、相手の現在の住所を事前に確認しておくことが大切です。
引っ越しなどで住所が変わっている可能性もあるため、送り先が正しいかどうか確認しておくと、相手に迷惑をかけずに済みます。
退職予定の報告
年賀状は、新年を祝うための挨拶状です。
そのため、退職予定の報告を年賀状で行うことは控えましょう。
退職という出来事は、必ずしも喜ばしいものとは限らず、年賀状の内容としては適切ではありません。
もし退職を報告する場合は、別途、報告書や連絡メールを送るなど、別の方法で行うのが望ましいです。
新年の挨拶とともに退職予定を知らせるのは、相手に不適切な印象を与える可能性があるため注意が必要です。
会社に退職者宛の年賀状が届いた場合
年賀状は、会社に送られてくることもあります。
中には、退職者宛の年賀状が会社に届くこともあるでしょう。
この場合、適切な対応を取ることが重要です。
まず、郵便局を通じて差出人に返送する方法があります。
退職者がもう会社にいない旨を伝え、年賀状を返送することで、今後のやりとりの際に誤解が生じるのを防ぐことができます。
返送する際には、「退職したため、不在」という旨を添えて返送すると良いでしょう。
また、退職者と連絡が取れる場合は、電話やメールで送り主にその旨を伝えることも有効です。
ただし、大企業の場合は人数が多いため、個別に対応することが難しい場合もあります。
企業ごとの対応方法に従い、適切な対処を行いましょう。
退職者宛に送る年賀状の文例
退職者に年賀状を送る際は、送る相手によって文面を工夫する必要があります。
元上司に送る場合と、元同僚に送る場合では、文面の丁寧さや言い回しに違いがあります。
ここでは、それぞれのケースに合わせた文例をいくつか紹介します。
- 元上司に送る場合
「謹賀新年
在職中は大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
○○部長のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。」 - 元同僚に送る場合
「新年あけましておめでとうございます。
昨年は色々とお世話になりました。
新しい職場では順調にお過ごしでしょうか?
また機会があれば、一緒に食事でもいきましょう。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。」
まとめ
年賀状は、ただの季節の挨拶状ではなく、過去にお世話になった人との関係を再確認し、今後も続けたいという意志を示す手段です。
特に退職者とのやりとりは、ビジネスを離れた個人的な付き合いに発展することもあるため、適切なマナーを守りながらも、相手への気遣いや感謝の気持ちを忘れずに伝えることが大切です。
退職後も良好な関係を保ちたい方は特に、年賀状をうまく活用し、失礼のないよう丁寧な対応を心がけましょうね。